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性病予防ローションの研究|バクテリオファージを用いた新しい性病予防法とは
その他2026年10月2日
性病予防ローションの研究|バクテリオファージを用いた新しい性病予防法とは

予防会は、バクテリオファージというものを用いて、性病を予防するローションの開発を進めています。起業家支援のYouTube番組「令和の虎」でも支援を受けております。研究が進み、バクテリオファージの採取のために、受診者の力もお借りすることとなりました。皆様のお力を得て、性病予防、さらには治療できる新薬開発を目指せれば幸いです。
*監修:新宿サテライトクリニック院長/早稲田大学招聘研究員 北岡一樹(M.D./Ph.D.)
1. バクテリオファージについて

菌を倒す薬として抗生物質があります。皆さんも1回くらいは飲んだことがあるかとも思います。現在、抗生物質の効かない薬剤耐性菌というものが増えて、将来、感染症を治すことができなくなるのではないか?と言われています。
特に、淋菌の薬剤耐性化の進行スピードは速いです。20年ほど前はレボフロキサシンという飲み薬で治療できていましたが、今は無効です。今は、セフトリアキソンという抗生物質を使用していますが、欧米ではここ5年間で、使用用量が2倍になっています。このスピードでいけば、数年後には治療不可になる可能性があります。
そのような抗生物質に代わるものとして、バクテリオファージが注目されています。
バクテリオファージは、皆さんの体にもいて、菌を食べるウイルスです。バクテリオファージを投与して、菌を食べさせることで、感染症を制御します。ヒトの細胞には一切影響しないため、予防的な使用も可能とされています。
予防会では、バクテリオファージを用いた研究を進めています。
2. スキンケアローション

第一弾として、現在、バクテリオファージを用いたスキンケアローションを、予防会の各クリニックで処方しています。
男性も女性もデリケートゾーンは、蒸れやすく、毛嚢炎というデキモノが出来やすいです。毛嚢炎とは、毛穴に黄色ブドウ球菌という菌が増殖して、デキモノとなったものです。皆さんがニキビだと思っているものも、毛嚢炎のことが多いです。ニキビは脂を伴うので、脂を伴わない、ただのデキモノは多くは毛嚢炎です。顔にもよくできています。この毛嚢炎に対して、予防会で処方している、黄色ブドウ球菌を倒すバクテリオファージの入ったスキンケアローションを塗ってもらうと早く治ります。また、バクテリオファージは予防的に使用できるため、日常的に塗っておいてもらうと、黄色ブドウ球菌の量が減り、毛嚢炎が出来にくくなります。
他にも黄色ブドウ球菌は、アトピーやニキビの悪化など、多くの皮膚の炎症の悪化に関与しているので、これらの緩和にも使用できます。
まとめると、皮膚のデキモノや炎症のケア・予防に使用できます。予防会の受診者は性の悩みを抱えている方が多く、そういう方にとってデリケートゾーンケアとして使ってもらえればと思います。それ以外にも、顔のデキモノやアトピー、にきびに悩んでいる方にも是非手に取っていただければと思います。
3. 性病予防ローション

バクテリオファージを含み、性病を予防できるローションの開発を進めています。性病を予防する方法としてエビデンスがあるのはコンドーム着用のみです。最近、ドキシサイクリンという抗生物質を用いた性病予防が注目を浴びていますが、世界的エビデンスUpToDateで認められているのは男性間性交者における効果のみです。
結局、この予防法も、抗生物質を使用したものなので、薬剤耐性化してそのうち使用できなくなる予防法であり、また、ヒト細胞にも影響するため、副作用もあります。
そこで、性病原因菌を倒すバクテリオファージを含んだローションによって、性病の感染を防ぐ「性病予防ローション」を開発しています。コンドーム着用しなくても予防することが可能です。コンドームは着用を避けられることも多く、そのような場面でも使用できます。また、抗生物質と異なり、ヒト細胞に影響しないので副作用もありません。
性病予防ローションのポイント
・コンドームを着用しなくても性病感染を予防できる可能性がある
・抗生物質と異なりヒト細胞に影響しないため副作用が少ない
・薬剤耐性化のリスクが低い新しい予防アプローチ
4. 令和の虎
この研究開発は、数年間かけて実施してきました。東京都スタートアップコンテストに取り上げられたり、起業家支援YouTube番組「令和の虎」でも支援していただいています。
5. 研究ご協力のお願い

性病予防ローションの研究においては、性病を倒すバクテリオファージの検索が必要です。バクテリオファージは倒す菌の近くに多数存在するとされています。性病原因菌とその仲間は口腔内や膣内に存在します。そこで、口腔内や膣内を擦過させていただき、その検体の中からバクテリオファージを見つけ出す作業を実施していきます。そのため、皆様に検体採取にご協力いただければ幸いです(医療法人社団予防会倫理審査:2026-001)。
一緒に、新たな性病予防法の開発、さらには新たな治療法の開発まで進めていければと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。
6. まとめ
・抗生物質が効かない薬剤耐性菌の増加が世界的な課題となっている
・バクテリオファージは菌だけを食べるウイルスで、ヒト細胞に影響しないため予防的にも使用できる
・予防会では黄色ブドウ球菌を倒すバクテリオファージ入りスキンケアローションをすでに各クリニックで処方している
・コンドームなしでも性病感染を防げる可能性がある「性病予防ローション」の開発を進めている
・この研究開発はYouTube番組「令和の虎」からも支援を受けている
・研究の推進には受診者の検体採取への協力が必要であり、倫理審査(2026-001)のもと実施している







