コラム
Column
予防会 × KMPhage共同開発 ファージ化粧品販売とモニター結果のご報告
その他2025年7月14日

予防会では、性感染症検査・治療にとどまらず、新しい化粧品や医薬品の研究開発にも取り組んでいます。このたび株式会社KMPhage(新宿サテライトクリニック院長 北岡がCEO)と共同で、バクテリオファージ(ファージ)を活用し悪玉菌を減らすことで肌荒れを防ぎ、美肌効果をもたらす化粧品の開発を進めてきました。
本製品は9月より予防会各クリニックおよびECサイトにて販売を予定しており、5月28日には「令和の虎」に出演し、100名のモニターで劇的な効果が認められた場合に出資を受ける条件付きオールを獲得しています。
今回は、そのモニター結果を中間報告としてお知らせいたします。
1.販売予定のファージ化粧品について
予防会では性感染症予防ローションの開発の一環で、菌のみを選択的に破壊しヒト細胞や常在菌に影響を与えないバクテリオファージに注目してきました。その過程で、肌の悪玉菌である黄色ブドウ球菌を特異的に破壊するファージの発見に成功し、応用を進めています。
黄色ブドウ球菌は毛嚢炎(毛穴中心のデキモノ)、ニキビ、アトピー性皮膚炎の悪化に関与しています。予防会には脱毛・剃毛後のデキモノでお悩みの方が多く来院されますが、その主因となる黄色ブドウ球菌を減らすことで肌荒れを防止し、健康な肌環境へ導きます。
このたび完成した 「ドクターファージ スキンケアローション」 は、
- ・毛嚢炎の防止
- ・ニキビ・アトピー悪化の防止
- ・肌荒れ防止
- ・黄色ブドウ球菌減少により美肌菌(表皮ブドウ球菌)が増え、肌の潤い向上
といった効果が期待できる製品です。
2.モニター結果(中間報告)
「令和の虎」での条件付きオール獲得後、100名のモニター様に「ドクターファージ スキンケアローション」をご使用いただき、現在までに23名から使用後の感想が届いています。

男女同数程度で、30代の方を中心にご参加いただきました。
アンケート結果(途中集計)

特に肌荒れ防止効果が顕著であり、ファージの「黄色ブドウ球菌を直接破壊する性質」がしっかりと機能している結果となりました。一方、美肌効果は黄色ブドウ球菌減少→表皮ブドウ球菌増加という間接的作用であるため即効性はやや穏やかですが、継続使用での改善が期待されます。

また、アトピー性皮膚炎やニキビの悪化抑制にも一定の効果が認められ、これらの肌トラブルに悩む方にとって有効な選択肢となり得ることが示唆されました。
モニターコメント(一部抜粋)
「肌が綺麗になった実感があります。毛穴が目立たなくなり、小さなデキモノがなくなりました。」
「大きいニキビができなくなりました。」
「赤みが減った印象があります。」
「ニキビが増えず肌が落ち着いた感じがします。長期使用での効果に期待しています。」
「髭剃り後にできやすかったデキモノができなくなり、10代以来初めて長期間デキモノができませんでした。」
「3ヶ月治らなかったこめかみのデキモノが、使用3日目で小さくなり、ほとんど分からないほどになりました。」
一方で、
「1か月ぐらいでは肌によいかは実感できませんでした。よくなった気はしますが、もう少し使用したかったです。」
との声もありました。
3.今後の販売について
「ドクターファージ スキンケアローション」は9月よりECサイトおよび予防会各クリニックで販売を開始予定です。
肌荒れ・美肌ケアを目的とする方はもちろん、定期的に予防会へご来院いただいている方にとっても、デリケートゾーンや剃毛・脱毛後のスキンケアとしてご活用いただけます。
販売開始時には改めてご案内いたしますので、ぜひご期待ください。